乳歯の虫歯治療の際、乳歯の神経を取ると永久歯に影響はないか、とよく尋ねられます。
乳歯と永久歯はつながっている訳ではなく、それぞれ独立してるので、直接影響はありません。
しかし乳歯の神経を取ると(永久歯に比べ)予後経過が悪く、治療後2年以内に30%ぐらいの確率で歯茎が膿んで腫れてきます。
根の治療をすれば治りますが、治療後今度は90%ぐらいの確率で6か月後に腫れが再発し再治療となります。腫れを何度もくりかえす内に根が溶けてしまい治療ができずに抜かなくてはならなくなることもあります。
乳歯の奥歯は9歳~11歳ぐらいで生え変わりますが、例えば3歳で神経を取り腫れを繰り返すうち、8歳で抜歯することになれば、後続永久歯がすぐに生えてこないので、永久歯の歯並びが悪くなります。
そうなった場合、小児は乳歯が順次生え変わるので、大人の様に固定式義歯(ブリッジ)は出来ず、歯が移動するのを防ぐ目的でワイヤーで歯を固定する保隙装置を装着する必要があります。
旭区歯科、旭区歯科、旭区歯科、旭区歯科、旭区歯科